6月の頭から怒涛のIPOラッシュで、ひたすらブックビルディングに参加していたのですが、あんなにチャンスがあったのに全くかすりもせず、外しに外しまくっていた私。。。
でもそれも昨日までのこと。
昨日遂に、ようやく、初めてのIPO当選を果たしました!うおっしゃー!やったぜー!
ちなみに何が当選したのかというと、ソラストという銘柄です。
はて、どんな銘柄なんでしょう?(←何も調べずとりあえずブックビルディングに参加してる)ということで検索してみると、なにやらあまりよろしく無さそうなことが書いてあるではありませんか・・・
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ソラストはIPO的には魅力低い銘柄
今回当選したソラストについて調べるのに参考にさせて頂いたのは以下のサイトです。
これらのサイトを見ると、ソラストの評価はCとかDとか、他銘柄と比べて明らかに悪い評価を受けています。一体なぜ?
売出株数が多いので当選しやすい=価格上昇するまでの需要が出るか微妙
ソラストの売り出し株数は11,310,000株ということで、通常のIPO銘柄と比べると桁が違うレベルで株数が多いです。
IPOでは、需給バランスが需要側に大きく傾くような人気かつ希少な銘柄であればあるほど、株価上昇が期待できるのですが、ソラストの場合、売り出し株数が多いことで希少性が無くなり、需要過多な状態が生まれるかどうか微妙なため、大きな価格上昇は期待できないということです。
今回僕はSMBC日興証券で当選したのですが、よくよく調べてみれば、SMBC日興証券はソラストIPOの主幹事で65%の割り当てを持っているし、売り出し株数も多いしで、当たって当然!?レベルの案件だったみたいです。
当選して浮かれていた自分が恥ずかしい・・・
ソラストは実は再上場銘柄
ソラストは過去に株式会社日本医療事務センターという社名で上場していたのですが、一旦上場廃止し、社名をソラストに変更した後、今回再上場を果たしたそうです。
この再上場というのは、IPO的にはあまり良くない印象をもたれるものだそうです。うん、感覚的には分かります。なんというか、新規性が無い感じ?
上場日も微妙
ソラストの上場日は6/29で、コメダの上場日とかぶっています。投資家の注目、資金がコメダの方に集中する可能性があり、そういった環境面もソラストの株価上昇に不利な条件となっています。
業績はまずまずだけど、成長性はあまり無い?
医療関連受託事業を中心に、連結子会社による介護・保育事業も交えて安定した業績をあげているようです。
売上規模としてはほぼ横ばいで、あまり成長しているという感じではありませんね。利益率が4~5%程度というのも気になります。
こういう医療分野は、今後の高齢化や、共働きのための保育需要といった状況に対して伸びていくような気もするんですが、どうなんでしょうね。政府の補助次第なんでしょうか?
東証一部上場決定は好評価点
ブックビルディング中は東証一部か東証二部か決まっていませんでしたが、抽選後、東証一部への上場が決定しました。
これは素直に好評価して良いのではないかと思います。大型案件のソラストですから、東証二部だったら更に危険が増していたところでした。
ちなみに、仮条件で上限価格だった1,400円で申し込んだのに、最終的な売出価格が1,300円に下がっているのは良いことなんでしょうか?
あまり起こらないことだというのは分かったのですが、IPOの評価的にはどう判断されるのか、調べてもよく分かりませんでした。
それで、結局買うの?買わないの?
とまぁここまでソラストがIPO的に微妙と言われている理由を見てきたわけですが、結局のところ買うのか、買わないのか、どっちなの?と聞かれると、やっぱり悩んじゃいますね。
下手すると、公募価格割れするかもしれない銘柄。
でも、折角の初当選ですし、買ってみたいという思いもあります。
というわけで、とりあえず今回は勉強ということで、損を覚悟で買ってみようかなと思います。
10%下落しても1万円くらい。今の含み損を考えれば大したことはないけど、痛いものは痛いなぁ。でも僅かな可能性に賭けてみます!
(2016/6/29 追記)
ソラストの売買結果はこちら