イオンカード・フリーアクシデントとは?全容と僕が加入を止めた理由

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イオンカードからイオンカード・フリーアクシデント無料特典加入のお知らせが届きました。

似たようなものに、以前記事にした楽天カードフリーケアプログラムというのがありますが、こちらは交通事故に限定した傷害保険で入院保険金が支払われるものでした。(補償内容などなど色々考えた結果結局加入しませんでしたが・・・)

イオンカード・フリーアクシデントも、無料特典分に限ってみれば交通事故によるケガに対しての補償となっていますが、楽天カードフリーケアプログラムと違って入院ではなく死亡や後遺障害に対して保険金が支払わるものになっています。

今回はこのイオンカード・フリーアクシデントの詳しい内容や、結局僕はどうしたのかについて見ていきたいと思います。

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イオンカード・フリーアクシデントとは?

イオンカード・フリーアクシデントとは、イオンカード会員限定で提供される傷害保険です。掛金無料で加入できる無料特典と、補償内容に応じた掛金を払うことによって必要に応じて加入できる追加補償プランがあります。

実体は東京海上日動火災保険が提供する傷害保険

といっても、イオンが補償してくれるわけではありません。

じゃあ誰が補償してくれんのさ!というと、実は日本の最大手の保険会社である東京海上日動火災保険となっています。

というのも、このイオンカード・フリーアクシデントの中身は、東京海上日動火災保険の傷害保険なんです。

イオン(正確にはイオン保険サービス株式会社)は、あくまで保険代理店としてこの保険を紹介しているというだけなんですね。

無料特典では傷害死亡・後遺障害保険金が最大25万円もらえる

イオンカード・フリーアクシデント無料特典(正確には死亡・後遺障害のみ特約セット交通事故傷害保険)の補償内容は、「交通事故等によるケガが原因で事故の日から180日以内に死亡、または後遺障害が生じた場合に、死亡・後遺障害保険金を支払う」というものです。

なお死亡の場合は25万円全額が支払われますが、後遺障害の場合は後遺障害の程度に応じて4%~100%が支払われるという違いがあります。

「後遺障害の程度」とそれに応じた給付割合の例として以下が挙げられています。

  • 両眼が失明した場合:100%
  • 言語の機能を廃した場合:78%
  • 両耳の聴力を全く失った場合:69%
  • 1腕または1脚を失った場合:59%
  • 脊柱に運動障害を残す場合:34%
  • 1手の母指を廃した場合:20%
  • 1足の第1の足指を廃した場合:10%

イオンカード・フリーアクシデントご契約内容書類より引用

また支払い条件にある「交通事故等」とは、具体的には以下が挙げられます。まぁ要するに交通関係での事故全般といった感じですね。

  • 運行中の交通乗用具(自動車、自転車、電車、バス、航空機、船舶等)との衝突、接触等の交通事故
  • 運行中の交通乗用具の衝突、接触、火災もしくは爆発等の交通事故
  • 運行中の交通乗用具に登場している間、乗客として駅の改札口を入ってから出るまでの駅構内における事故
  • 作業機械としてのみ使用されている工作用自動車との衝突・接触による事故
  • 交通乗用具の火災による事故

イオンカード・フリーアクシデント重要事項説明書より引用

無料特典の補償対象となるのはフリーアクシデント加入の通知をもらったイオンカード会員本人のみで、その配偶者や家族は補償対象外となっています。

ちなみに傷害保険なので、加入申し込みに際して健康状態告知や医師による診査は不要です。

無料特典は補償期間2年間で、保険料無料!

保険が有効となる期間は加入日から2年間となっています。

そして気になる保険料ですが、2年間の補償期間中保険料はなんと無料です!

特に書いてはありませんが、たぶん楽天カードフリーケアプログラムと同様に、サービス拡充の一環として被保険者の代わりにイオンが保険料を負担してくれているのでしょう。うーん太っ腹!

とはいっても死亡や後遺障害というかなり発生確率が低い事象に対して、たったの25万円の補償ですから、仮に保険料が設定されたとしても月100円とかそこらだとは思いますけど。

それでも全国のイオンカード会員分を負担するとなると結構な額になるはずなので、意外とイオンの負担は大きい気もします。追加補償プランに入る人も一定割合でいるとして、それでうまくバランスとってるんでしょうかね。

2年後は自動的に終了となり、保険料は発生しない(はず)

これもお知らせには書いてありませんでしたが、保険料無料での補償期間2年が過ぎた後は、この保険は恐らく自動的に終了となり、保険料が請求されることはないと思います。

楽天フリーケアプログラムのお知らせには明記されてたので確信をもって言えたんですけどね・・・

まぁでも無料プランを自動更新してもイオンが損するだけですし、勝手に有料プランに切り替えようものなら苦情殺到でしょうから、常識的に考えたら2年後は自動終了でしょうということで。

任意で追加補償プラン(有料)にも加入可能

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有料ですが、任意で追加補償プランに加入することも可能です。

もちろん任意なので、不要であれば無料特典分に加入するだけでも問題ありません

追加補償プランの内容ですが、傷害死亡・後遺障害保険金の増額や入院保険金、手術保険金の給付だけではなく、賠償責任保険もついてきます。

ここで入院保険金は、事故でケガをした日から180日以内に入院した場合に、入院した日数に対して1日につき各プランで定められた入院保険金日額が給付されるというもので、1事故について180日を給付限度としています。

また手術保険金については、事故でケガをした日から180日以内に手術した場合に給付されるものです。入院中の手術であれば入院保険金日額の10倍が、それ以外の手術であれば入院保険金日額の5倍が給付されます。

賠償責任保険については、他人や他人の物に損害を与えて損害賠償責任を負った場合に、1回の事故につき1億円を限度に給付されるものです。

あと死亡・後遺障害保険金や入院・手術保険金は国内外における事故を補償対象としているのに対し、賠償責任保険は国内での事故のみを補償しているという違いが実はあったりします。

なお、無料特典ではイオンカード会員のみが補償されましたが、追加補償プランでは保険料を支払えば配偶者も同様に補償してもらうことが可能です。

詳しい各プランの内容とそれぞれの保険料に関しては上の写真の通りです。

追加補償プランは交通事故以外のケガも補償

イオンカード・フリーアクシデント追加補償プランは正式名称を「死亡・後遺障害、入院のみ特約・賠償責任危険担保特約セット普通傷害保険」といい、交通事故だけでなく階段からの落下など日常生活中に起こりうる全てのケガに対応しています。

お金を払う分、無料特典よりも補償範囲が広くなっているんですね。

とはいっても傷害保険は傷害保険なので、何らかの事故による死亡や後遺障害は補償されても、病気による死亡や後遺障害は補償されません。

イオンカード・フリーアクシデントには結局加入せず

ここまでイオンカード・フリーアクシデントの無料特典や追加補償プランについて詳しく見てきましたが、結局僕はどちらにも加入しませんでした。

理由は楽天カードフリーケアプログラムへの加入を見送った理由と同じなんですが、こちらにも簡単に書いておきます。

加入中の生命保険で同様の補償がある

僕の場合は、フリーアクシデント無料特典の死亡・後遺障害補償は現在加入中の生命保険ですでにカバー済みですし、追加補償プランで追加される入院・手術補償は不要と思っています。また賠償責任保険は自動車保険でカバーしています。

なので、フリーアクシデントには加入する必要が無いと思っています。

フリーアクシデントの無料特典による補償は、生命保険による補償に上乗せしてもらうことも(たぶん)可能と思われるので、どうせタダなんだから入るだけ入っといてもいいかなーという思いもあるにはあるんですが、次の理由からわざわざ入らなくてもいいかなと思っています。

不要なもののために個人情報を渡すのもなぁ・・・

イオンカード・フリーアクシデントに加入申し込みすると、自動的に引受保険会社の東京海上日動火災保険会社に個人情報が渡されることになります。

まぁそのことにどの程度の不利益があるかはやってみないことには分かりませんが(保険の勧誘とか?)、不要なもののためにわざわざちょっと不安な気持ちになる必要もないかなぁという気持ちがあるんです。

入りたい人は入っても全く問題ないと思う

とまぁ僕が加入しなかった理由を書いてきましたが、これはあくまで僕の考えであって、入ってみようかなーという人は入ってしまっても全く問題ないと思います。

無料特典はタダだし加入価値あると思う

僕は加入しませんでしたが、無料特典は個人情報の話を除けばタダで補償をゲットできるわけですから、十分に入る価値あると思います。

無料特典に関してはそれぞれの好み?に合わせて加入すればいいんじゃないかなと思ってます。

追加補償プランも割と悪くないけど他の保険でも良さそう

追加補償プランの補償内容に対する保険料の設定もそんなに悪くないと思います。

例えばイオン・フリーアクシデントの提供元である東京海上日動火災保険の傷害保険(トータルアシストからだの保険(傷害定額))を見てみると、以下のような設定となっていました。

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東京海上日動火災保険HPより抜粋

メインの補償となる死亡・後遺障害の補償額を合わせて比較するため、イオンカード・フリーアクシデントのプラン2と、トータルアシストからだの保険(傷害定額)の本人のみBプランを比べてみると、イオンカード・フリーアクシデントの方が月額250円高い結果となっています。

手術保険金が付いたり、入院保険金日額が倍以上あるので保険料が高くなるのは仕方ないと思います。その点を考慮するとイオンカード・フリーアクシデントの保険料は相場くらいなんじゃないかなという印象です。別に相場より安いというわけではなさそうです。

このように、保険会社によって若干補償内容が違ったりしますので、追加補償プランにも加入してみようかなーという人は、トータルアシストからだの保険(傷害定額)などの他社保険も見て、自分の理想に近い保険料と補償内容を提供してるものを調べる、ということをまずやってみた方が良いかと思います。

ただ、個人的には入院保険や手術保険は要らないと思ってるし、もし死亡・後遺障害保険をつけるなら事故に限定されない生命保険でつけるべきだと思うので、追加補償プランに入る必要性は無いと考えますけどね。あ、でも個人賠償責任保険に他の保険(自動車保険など)でまだ入ってない場合はそれ目的で入ってもいいかも知れないけど、それだけのためだったら他にもっと安い保険があるはずなのでやっぱり微妙かなぁ。

このブログでは、保険に関する話題も扱っていきます。今後、保険に対する意見を述べるにあたって、僕の保険に対する考え方やスタンスが大きく関わって...

まとめ

イオンカード・フリーアクシデントはタダで加入できる無料特典と、任意で有料で追加加入できる追加補償プランの2つから成り立つ傷害保険です。

僕は結局加入しませんでしたが、無料特典に関しては加入しても特に問題なさそうなので、興味のある人は加入してみてもいいかと思います。

追加補償プランについては、もし必要だと判断されたのであれば、補償と保険料の内容に若干の差がありますので、他社の保険と見比べてから一番自分に合うものに入るようにした方が良いかと思います。

参考:楽天カードも似たような(少し違う)無料保険を提供

楽天カードからも楽天カードフリーケアプログラムという無料の保険が提供されています。

今回見てきたようにイオンカード・フリーアクシデントの無料特典は死亡・後遺障害保険金が給付されるのに対し、楽天カードフリーケアプログラムの無料特典で給付されるのは入院保険金だったりと、少し違いがあったりします。

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