2016年もいよいよ9月終わりに差し掛かって、待ちに待った中間配当の時期です!(まぁ実際に配当金が受け取れるのはたぶん11月とかになると思うので喜ぶのはまだ早いんですけど。)
最近三菱UFJ、みずほ、三井物産とかの高配当株を軒並み売却してしまいましたが、JXホールディングス株はまだ売らずにとっておいてる(←損失確定が嫌で売れなかったと言った方が正しい)ので、ここからの配当は楽しみなのです。
そんなわけで今回は、今度の中間配当に想いを馳せつつ、6月末に貰ったJXホールディングスの2015年度の期末配当について振り返りたいと思います。(遅っ!)
配当金16円で利回り(年間換算)は3.6%でした
JXホールディングスから2015年度の期末配当が届いたのは去る6/29、気になる配当金額は1株あたり8円で、僕は100株のみの保有でしたので総額800円をいただきました。
他の高配当株と同様、当初の投資戦略通りJXホールディングス株もNISA口座で保有していましたので、税金は一切かからず、800円丸々ゲットです。
配当利回りはどうかと言うと、僕の取得単価は450円なので、800 / 45000 ≒ 0.36というこで約3.6%の利回りという結果になっています。まぁ悪くない水準なんじゃないでしょうか。
ちなみに現在の株価と損益状況は以下の表のような感じとなっています。
取得単価 | 450.0円 |
現在単価 | 400.3円 |
保有数量 | 100株 |
含み損 | -4,970円 |
損益(%) | -11.04% |
んーなかなか厳しいものがありますねぇ・・・ま、100株で4.5万円くらいしか出してないし、復活するのを気長に待つとしますか・・・。
原油価格下落の影響で業績は悪化
僕の含み損はさておき、今の株価400.3円で買えば配当利回り4%となるJXホールディングスは紛れもなく高配当銘柄の1つだと思います。
そんなJXホールディンスですが、業績はどうなの?と言うと、ここ数年はあまり芳しくないようです・・・
以下は2012年度~2015年度の売上高、経常利益、在庫評価影響を除く実質経常利益のグラフですが、売り上げは右肩下がり、経常利益もここ2年は赤字という悲惨な状態です。
ただしこの経常利益は、原油価格の下落を在庫評価に反映した場合の数値で、在庫評価の影響を除けば黒字になります。
在庫評価による損失って何ぞ?と思われた方います?僕会計とか疎いので全然わかりませんでした。ググってみたら、こちらのブログで分かりやすく説明されてるのを見つけましたので気になる方はどうぞ。
在庫評価益!?JXホールディングス – 溝口公認会計士事務所ブログ
まぁ要するに、原油価格下落で仕入れ値が下がったものの、もともと持ってた仕入れ値高かった頃の在庫と平均とると会計上の見かけの仕入れ値が上がってしまって、売ったときの利益が減ってしまうということのようです。
短期間に大きく原油価格が下がってしまったために、過去の大量の在庫と平均とっても見かけの仕入れ値があまり下がらず、売ると赤字みたいな感じになってしまっているんですかね。
売上高が右肩下がりなのも、JXホールディングスのメイン事業である石油関係で、原油価格下落に応じて販売価格も下がってしまったためと考えられます。
原油価格さえ上昇すれば業績も上向く・・・はず
ということはですよ。今は苦しいですけど、原油価格さえ上昇すれば逆に在庫評価益が発生して業績V字回復みたいなことにもなりえるはずですよね。そうすれば株価も爆上げみたいな。
問題はそれがいつ起きるのか分からないということですけど。
以下は原油価格の推移を示したグラフです。これだけ見てもどうなんでしょうって感じですが、むしろここ10年くらいが高すぎたってだけで、今くらいが正常な価格って感じにも見えなくはないです。そういう意味では、中東の情勢悪化とか何かが無い限り原油価格の再高騰ってのは起きないかもしれませんね。
というわけで、JXホールディングスにはまだまだ厳しいときが続きそうです。といっても、このまま原油が安ければ安いで、そのうち在庫評価も改善することになるので、原油価格が上昇しない限り業績改善しないってわけでもなさそう。
そう考えると今が仕込み時かも・・・なんて。あ、もちろん自己責任でお願いしますよ。
世界経済のネタ帳より引用
おわりに
原油価格の下落で苦しむJXホールディングス。
株価も元気がなく含み損を抱えてしまっていますが、高配当株だし、そのうち時間が在庫評価を改善してくれるだろうと考え、まだまだホールドの予定です。
2016年度の中間配当、お待ちしてます!