そのうち買い増ししようかなーなんて言っていたみずほフィナンシャルグループ株ですが、今日保有していた全300株を売却してしまいました。
先日には三菱UFJフィナンシャルグループも売却していますので、これで銀行株はポートフォリオから無くなった形になります。
ちょっとだけですが利益も出ましたよ!
含み損からようやく抜け出したところで利益確定
今年2016年の1月か2月だったかに買って以来、長い間含み損を抱えていたみずほFG株。(含み益が出ていた時期もすこーしあったりはしますけど)
でも、先週からの米国利上げ観測による円安株高のおかげか、みずほをはじめ銀行株全体が回復してきまして、遂には含み損を解消するところまで来ました。
とは言っても、もともと配当目的で長期保有のつもりで買っていて、NISA口座で保有しているものなので、こんなに早い段階で売ってしまっていいのかどうか悩みましたが、結局利益の出るうちに売ってしまうことにしました。(詳しい理由は後で)
実際の売買結果は以下の通りです。
取得単価 | 179.0円 |
現在単価 | 183.4円 |
数量 | 300株 |
損益 | +1,320円 |
損益(%) | +2.5% |
ホントにちょっとだけですけど売買益も出ています。配当も1回もらっているので、それも合わせれば+4.6%くらいの損益となります。
折角NISAを使ってるので10%以上は狙いたかったところですけどね。まぁ損で終わらなかっただけでも良しとします。
9月の金融政策決定会合による下落リスクを避けて
今回みずほ株を売却したのは、基本的にはこの間の三菱UFJフィナンシャルグループ売却時の理由と同じで、銀行株の将来性を危惧してのことです。
上のリンク先で触れていますが17年度1Qは3メガバンクとも前年同期比で減益だったようですし、やっぱりマイナス金利は銀行にとって確実に悪影響を及ぼすものと僕は思うのです。
その証拠に、昨日の黒田総裁の講演で量的緩和やマイナス金利の拡大はまだまだ十分可能であるとの見解を示した直後から、銀行株は一気に下落してしまいました。
黒田総裁はこの他にも、9月の金融政策決定会合でまとめる「総括的な検証」とやらでは緩和の縮小という方向の話をするわけではないとも述べています。
これらを踏まえると、9月の金融政策決定会合ではもしかすると今後の更なるマイナス金利の拡大を示唆する発言をするかも知れず、その場合には銀行株の下落は避けられないものと考えられます。
要するに、短期的には黒田総裁のせいで下がりそうで、長期的に見てもやっぱり黒田総裁のせいで下がりそうということです(笑)
それだったら、このまま持ち続けてその下落リスクを負うよりはプラスのうちにさっさと処分しといた方がいいかなーと考え、今回のみずほ株売却に至ったというわけです。
NISA枠は勿体ないけど・・・
折角高配当株としてNISA枠で購入したみずほ株でしたが、株価下落のせいでトータル収支がマイナスになってしまったら元も子もないですし・・・まぁその辺の判断は難しいところですが、ちょっと長期で持ち続ける自信が無くなってしまったので一旦撤退です。
今はどちらかというと、長期で持つならリスクの高めな個別株ではなく、個別株よりはリスクも低く、買い増しもしやすい投信かなーと思うようになっていたりもします。
そういう意味では、今回の売却は投信メインへの移行に必要な選択でもありました。
短期での売買となってしまい今年のNISA枠は勿体ない使い方となってしまっていますが、今回のように他の個別株も利益の出るタイミングがあれば積極的に整理していこうかと思います。
おわりに
みずほ株とも遂にお別れです。
マイナス金利が無くなったらもしかしたらまた買うこともあるかも知れませんが、しばらくは距離を置くことになりそうです。