麻疹(はしか)流行!?妊婦の夫は予防接種を!費用など実体験まとめ

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麻疹(はしか)の感染がどんどん拡大しています。

8月に海外から帰国後に発症したという兵庫の19歳男性から始まり、その人が利用した関西国際空港の職員や、その人が訪れたジャスティンビーバーのライブに居合わせた観客などに伝染していき、9月に入った今では、大阪府、東京都、千葉県、兵庫県などを中心に全国で80人超の患者数となっています。

国立感染症研究所は9月13日、8月29~9月4日の期間中の感染症発生動向調査(速報)を公開した。同調査により、国内で患者が増えている麻しん(はしか)の患者が新たに26人確認されたことが明らかになった。

昨年1年間の患者数は35名とのことなので、なんとたったの1カ月間で既に昨年の患者数を超えてしまったことになります。

ただ、一昨年以前は年間200名以上の患者がいたようなので、まだ大流行となってしまったのかどうかは、なんとも言えない状態ではあるみたいですけど・・・

いま、麻疹(はしか)の感染が急速に増えていると報道されています。はしか感染急増 1週間で患者27人 関空で拡大、関東へ?(産経新聞9月2日)はしか感染増加、厚労省有識者会議が早期受診呼びかけ(読売新聞

とはいっても麻疹は感染力が強く、妊婦がかかると流産や早産のリスクが高まるということなので、現在妻が妊娠中の僕にとってはかなり深刻な話。

大流行に発展する可能性が少しでもあるのならやれることはやっておきたいと思い、先日予防接種を受けてきました。

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麻疹(はしか)は厄介な病気(妊婦にとっては特に)

恥ずかしながら、先月ニュースで見て調べるまで麻疹のこと全然知りませんでしたが、調べれば調べるほど妊婦には厄介な病気であることが分かりました。

麻疹の感染力と妊婦への影響には以下のような特徴が挙げられます。

  • 感染経路:接触感染、飛沫感染、空気感染
  • 感染力:きわめて強い。免疫のない集団に1人発症者がいると12~14人が感染するレベル。(インフルエンザなら1~2人)感染すると90%以上の人が発症する。
  • 予防:極小さな麻疹ウイルスを吸い込むことで感染してしまうのでマスクでは不十分。予防接種等による免疫獲得が唯一の予防法。
  • 妊婦への影響:早産、流産のリスクが高まる

参考:国立感染症研究所スキンケア大学

何が厄介かと言えば、妊婦は妊娠中予防接種を打てないことから、もし免疫が無ければこの高い感染力を避けて感染予防することが難しくなるということです。そして感染してしまったらほぼ発症してしまい、最悪の場合早産、流産につながってしまうかもしれないという・・・

妻と僕に麻疹の免疫があるかどうかは分からず

そういうわけなので、免疫があるかどうかが重要になってくるわけですが、僕の妻がうけた妊婦検診では風疹の抗体検査はあったのに麻疹については行われず、免疫があるかどうか分からない状況でした。

ただ、風疹の抗体検査の結果では十分な抗体が見られなかったこと、そして世代的に予防接種を1回しか受けていないことを踏まえると、麻疹の抗体も無いと考えておいた方がいいだろうと考えました。(風疹と麻疹は別物なので関係はないですけど、気持ち的に)

僕についても風疹の抗体検査はして問題ないことが分かっていたものの、麻疹は検査していないので十分な免疫があるかどうかは分からず。

親に確認しても風疹、麻疹ともに1回しか予防接種していないということでしたので、麻疹に対する抗体は弱まっている可能性は否定できませんでした。

少しでもリスクを減らすため僕が予防接種を打つことに

麻疹に対する免疫があろうと無かろうと、妻はもう妊娠中なのでそもそも予防接種を打つことができません。

ならば、一緒に生活する僕だけでも予防接種を受け、出来るだけリスクを減らそう。そう思って予防接種を受けることにしました。

そんで予約電話を入れたんですが、大きな病院では「まず抗体検査を受けて下さい」と言われたり、予約が2週間後からしか空いてなかったりと結構時間がかかりそうな感じ。

今のところ僕の住む県には感染報告が上がってないみたいですが、旅行者や出張者がいつ麻疹を持ってくるか分かりませんし、僕も出張で東京など感染報告地域に行くことがあります。それを考えると出来るだけ早く予防接種を受けた方がいいと思い、小さい病院も含めて別の病院にコンタクトをとることに。

で、市のホームページにある予防接種を実施している病院リストから良さそうなのを探すと、妻の通う産婦人科を発見。ここなら話が早そうと思い連絡すると、今からワクチン取り寄せして4日後に予防接種OKとの返事が!

しかも事前に抗体検査しなくても予防接種して大丈夫とのことで、ここが一番早く出来るとなったのでここにお願いすることにしました。

産婦人科で予防接種。MR(麻疹・風疹混合)ワクチンの値段は9720円

いつもは妻と一緒に検診に行く産婦人科でしたが、一人で行くのは初めて。(当たり前か)

男一人はちょっと気まずかったですが、空いてる時間帯にしてもらったのですぐ終わったのが救いです。

僕は風疹の抗体は十分あったものの、麻疹のみのワクチンだと入手まで時間かかるかもしれないからということでMR(麻疹・風疹混合)ワクチンを接種しました。(たぶん今はMRワクチンが主流で麻疹のみのワクチンはそもそもあまり無いのかも)

気になるMRワクチンのお値段は9,720円。どこで受けても同じ値段なのかは知りませんが、大体こんな感じになるのでは。

ちょっと高いかなーとは感じますが、予防接種をしなかったばかりに感染してしまったら取返しのつかないことになりかねませんからね。必要経費です。

予防接種したことで回りに感染したりしないのか心配だったのでお医者さんに聞いてみましたが、全く問題ないとのこと。まぁそりゃそうですよね(笑)

ちなみに最近の麻疹関連のニュースを受けてかやっぱりMRワクチン需要が高まっているようで、受付のお姉さんいわく「今(僕が予防接種した日)からワクチン取り寄せようとすると入荷は10月以降になってしまうので良かったですね」とのことでした。ふー危ない危ない。

妊婦の夫や家族は麻疹ワクチン接種の必要性高いと思う

妊婦が感染、発症すると流産や早産の危険性が高まる麻疹(はしか)。

妊婦の夫や家族の方は、妻のため、そして生まれてくる子供のために念のため予防接種を受けることを個人的にはお勧めします。何かあってからでは遅いですからね。

特に僕のように子供のころに予防接種を1回しか受けていない世代の方は要注意です。

そういう方は、僕みたいにもう抗体検査はせずに出来るだけ早く予防接種するようにしといた方が安心かと思います。ワクチン需要も高まっていて手に入る時期が遅れているようですので、すぐにでも予約を入れましょう。

大きな流行とならず、早く収束してくれることを祈ります。