どうも、食洗機を愛してやまないえいきちです!
今回は、シングルレバータイプ(デッキタイプ)の水栓に対して分岐水栓と食洗機を取り付ける手順を紹介したいと思います。(ちなみに食洗機はパナソニックの食器洗い乾燥機NP-TR8-Tを使ってます)
というのも実はワタクシ少し前に引っ越ししたんですが、新しく住み始めたアパートの水栓が、これまで住んでいたアパートの蛇口タイプとは違ってレバータイプだったため、新たに対応する分岐水栓を購入したり設置作業したりと、新しくやり直したんですよね。
蛇口タイプと比べて設置が難しいとかは無かったんですが、レバータイプの場合の設置方法が気になっている方もいるかもしれませんので、僕の実際にやってみた手順をここに残しておこうというわけです。
最近はアパートでもレバータイプの水栓が増えているように感じますし、レバータイプの水栓の場合どのような設置手順になるか気になっている方も実は結構多いのではないかなーと思います。
レバータイプの水栓であっても、ちゃんと対応する分岐水栓と工具を準備して手順通りに取り付けを行えば、業者の力を借りずに問題無く自力で取り付けできますので、是非以下の手順を参考にしてみて下さい。
蛇口タイプ水栓の場合の分岐水栓とパナソニック食洗機の取り付け方法はこちらをどうぞ↓
分岐水栓CB-SMD6とパナソニック食器洗い機NP-TR8-Tの取り付け手順
それでは早速分岐水栓と食洗機の取り付け手順を紹介したいと思います。と言っても食洗機は分岐水栓につなぐだけなので、ほとんどが分岐水栓の取り付けについてですけどね(笑)
こちらが今回分岐水栓の取り付けを行っていくキッチン水栓です。
見ての通り蛇口ではなく、レバーを上げることで水が出てくるタイプのシングルレバー式水栓です。この一つのレバーを左右に動かすことで水とお湯を切り替えることができるので、シングルレバー混合栓とも言うみたいですね。
まずはこの水栓の型式が何なのか、そしてこれに対応する分岐水栓はどれなのかを調べるところから始めます。
分岐水栓とモンキーレンチを準備する
自分の水栓の型番は、水栓本体のどこかにシールか何かで示されているはずですのでそちらで確認します。水栓の説明書が残っていればそれを見てもいいですね。
水栓の型番が分かったら、以下のパナソニックの分岐水栓ガイドで水栓の型番を入力し、対応する分岐水栓を検索します。
もしシールも説明書もなくて水栓の型番が分からん!という最悪の状況に陥ったとしても大丈夫。なんとこれまた上記の分岐水栓ガイドで調べてもらうことができるんです!
やり方はとっても簡単。
上記の分岐水栓ガイドの「分岐水栓サポートデスク」と書かれたバナーをクリックして、リンク先の問い合わせ先にレバーハンドル部、吐水口部、水栓全体の3枚の写真をメール送付するだけで水栓の型番を確認してもらい、それに対応する分岐水栓の型番を教えてもらうことができます。
実のところ僕自身も水栓の型番が分からなかったので、分岐水栓サポートデスク様にお願いして調べてもらいました。(ちなみに日曜の夜に問い合わせメールを送ったところ、次の日の月曜の朝10時頃には返事が来ました。)
これで、僕の場合CB-SMD6という品番の分岐水栓が必要ということが分かりましたので、早速Amazonで注文。
ついでにこのモンキーレンチも追加で一つ購入し、家にあるものと合わせて合計2つ準備しておきました。
前のアパートでの設置時にはモンキーレンチ一つだけで試みたんですが、最後の分岐コック部の取り付けの際はやっぱり2個あった方がやりやすそうだなと思ったのでしゃーなしの追加投資です。
というわけで以下が今回準備した道具達です。写真には写っていませんが、スクリュードライバーも必要になります。普通のプラスドライバーで十分です。
ここからはこの分岐水栓CB-SMD6の実際の取り付けについてご紹介していきたいと思います。
というわけで、もしご自分の水栓に対応する分岐水栓の型番がこれと異なる場合は、ここから先の情報は残念ながらそのまま適用できないかもしれません・・・が、ある程度雰囲気はつかめるかと思いますので参考に見て頂くと良いかもしれません。
水道の元栓を閉める
分岐水栓を取り付けるにあたって、何よりも先に必ずやらなければいけないのが水道の元栓を閉めることです。
これだけは絶対に忘れてはダメです!!元栓開けたまま水栓の取り外しをしたら、水が噴き出して大変なことになりますよ!
元栓はほとんどの場合シンク下にある蛇口があって、これが一番近くて手っ取り早いんですが、これだけだと万が一のとき不安なので、念のため家の外にある大元の元栓も閉めておくと安心かと思います。
一軒家とかだと家の周囲の地面のどこかに、水色の蓋で囲われたバルブがあるはずです。それが家全体の給水をコントロールする元栓です。これを締まるとこまで締めてしまいましょう。
アパートの場合でもどこかにバルブがあるはずです。
一軒家の場合と同じようにどこかの地面の水色蓋の中にあるかもしれませんし(僕の今住んでいるアパートはこのパターン)、廊下にあるドアの中かもしれません(僕の前住んでいたアパートはこのパターン)。
この辺はアパートによりけりなので、頑張って探すか大家さんにでも聞いてみて下さい。
あ、ちなみにアパートの場合は部屋ごとにバルブがありますので間違って違う人の部屋の元栓を閉じてしまわないよう注意して下さいね(笑)
最後にどこか蛇口をひねって水が出ないことを確認したら下準備完了です!
水栓からシングルレバー(ハンドル部分)を取り外す
さてここからがようやく分岐水栓の取り付け作業です。
最初に、水栓からレバーハンドルを取り外します。レバーハンドルはネジで水栓本体に固定されているのですが、このネジ部分がキャップで隠されていますので、まずはキャップを外す必要があります。
うちの場合はハンドルの根元部分にキャップがあって、こんな風に指で引っ掛けて取り外すことができました。
キャップを取り外すとネジ部分が出てきます。(汚くてスミマセン・・・)
お使いの水栓によっては、キャップ自体も裏側からネジ留めされているなんて場合もあるようなので、よく観察して外す方法を見つけて下さいね。くれぐれも無理やり外して壊したりしないように・・・
さてお次はこのネジを外してレバーハンドル自体を水栓から取り外します。プラスドライバーで普通に外していきます。
ネジが取れると、レバーハンドルが水栓本体から外れました!
水栓からシングルレバー(カートリッジ部分)を取り外す
次はいよいよ水栓本体のカートリッジ部分を取り外します。
先ほどレバーハンドルを外したところの上部を見ると、6角形になっている部分があるかと思いますので、そこをモンキーレンチで挟んで半時計回りに回して緩めていきます。
僕の場合、そのままモンキーレンチを回そうとすると吐水口も一緒に回転してしまったので、吐水口部分を押さえながらモンキーレンチを回していきました。
十分緩めると、こんな感じでカートリッジ部分が取れます。
これで取り外し作業は完了です!
分岐水栓CB-SMD6の本体(ハブ部分)を水栓に取り付ける
ここからは分岐水栓CB-SMD6の取り付け作業に移ります。
分岐水栓の本体であるハブを水栓に取り付けていくんですが、まずは下の写真のようにハブの中心部分を下方に押し出します。これによって、反対側の面にあるピン部分が飛び出て、水栓側の穴にはまるようなります。
下の写真の左側が、上で押しだしたハブの反対側の面です。白い2つのピンがあるのが分かりますよね?これらのピンを写真右側にある水栓本体の上側左右の穴にはめることで位置決めと回転留めになります。
ハブ側の穴についている黒いリングはパッキンです。これがないと水漏れしてきますので、落ちてしまっていないか確認しましょう。
ハブのピンが水栓の穴にはまるように合わせつつ、水栓の上に載せます。ちゃんと載ったら、ハブの下側の円筒部を時計回りに回して水栓本体に締めこんでいきます。(ハブ円筒部は上側と下側で2つに分かれています。)
なお上側の円筒部には、実際に食洗機に水を供給する分岐コック部の給水口が側面に備え付けられていますので、食洗機設置後のホースの取り回し等考慮しつつお好みの方向で固定しながら、下側の円筒部を閉めていくようにして下さい。
締まるところまで締めると、こんな感じでハブの中心部が上端まで戻ってきているはずです。
シングルレバー(カートリッジ、ハンドル部分)を分岐水栓CB-SMD6本体(ハブ部分)の上に取り付ける
次に、取り外した水栓のカートリッジとレバーハンドル部分を分岐水栓上に取り付けていきます。
カートリッジの裏側を見ると、先ほど見た分岐水栓と同じようにピンが立っているのが分かります。これを今度は分岐水栓上面の穴に合わせつつ締めこんでいきます。
ピンと穴が合うようにカートリッジを分岐水栓の上に載せて・・・
外した時とは逆に時計回りにモンキーレンチを回して締めていきます。
カートリッジが取り付け終わったら、今度はその上にレバーハンドルを載せてネジを締めていきます。
最後にキャップまで閉めたらOKです!
分岐水栓CB-SMD6(分岐コック部分)とフィルターパッキンを取り付ける
ここまで来たらあと一歩!今度は分岐水栓の分岐コック部分を取り付けます。
下の写真のように、分岐コックと本体の間にフィルターパッキンを挟むのを忘れずに。これを忘れると例によって水漏れしてしまいますのでご注意下さい。
ここで遂に2本目のモンキーレンチの出番です!
分岐水栓本体側のナット部分と、分岐コック側のナット部分をそれぞれモンキーレンチで挟んで、分岐コック側を時計回りに、本体側は半時計回りに回してネジを締めていきます。
本体側のナットは指で押さえるだけでもいいちゃいいんですが、実際にやってみると(前のアパートでやった)ある程度締めたところから指が滑ってしまって、もうちょっと締めたいのに締められないという感じになりますので、モンキーレンチ2本で締める方が個人的にはオススメです。
ここまでで分岐水栓の取り付け作業は完了です!
食洗機NP-TR8-Tの給水ホースを分岐水栓CB-SMD6に接続する
いよいよラストスパート!あとは食洗機の給水ホースを分岐水栓に繋いだら全作業の完了です!
まずは食洗機本体に給水ホースを繋ぎ、終わったらその反対端を分岐コックに接続します。このとき、そのまま押し込もうとすると入りませんので、下の写真のように白いカバー部分を根元方向に引っ張りながら押し込んでください。
これでめでたく分岐水栓と食洗機の設置が完了しました!
僕の場合食洗機は水道の右側に置いていますので、分岐水栓の向きも右側にしました。
食洗機も含めたキッチン全体像はこんな感じになっています。
前のアパートとは違ってキッチンが広かったので、横向きに置いてもまだ手前に作業スペースが残っているのが嬉しいです!前のアパートでは作業スペースがゼロになってしまいましたからね(笑)
おわりに
レバーハンドル式の水栓への分岐水栓と食洗機の取り付け方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
水道業者に頼むと分岐水栓の部品費に加えて5000円~程度の工賃が掛かりますので、自分で作業できるとその分節約できるわけで結構大きいですよね。
また僕のようにちょいちょい引っ越しするような方の場合は、退去時にまた取り外さなければいけませんので、業者に頼む場合は取り付けと取り外しで2倍になりますから更に節約効果は大きくなります。
もちろん少しでも不安に感じる場合は業者に頼んだ方が良いかとは思いますが、自分でやってみようかな?という方は是非本記事を参考にして、無事成功して頂ければ幸いです。
蛇口タイプ水栓の場合の分岐水栓とパナソニック食洗機の取り付け方法はこちらをどうぞ↓